先輩受講生の就農パターンは様々です。
受講までの経緯、農業への思いなどをインタビューしました。
第5期生
(2024年度)
田中 慎吾さん
社会人になってから就農
自動車メーカーを退職後、2年間タクシードライバーをしていました。
祖父の家庭菜園を手伝っていて、そこの野菜を食べて家族らの喜ぶ顔を見ているうちに就農を目指したいと思うようになりました。八王子で生まれ育ったので、故郷で就農したかったんです。
見学に来て、ほ場を見て回ったり、農場長と話をしたりしているうちに、ここでなら自分もやっていけるかもしれないと思いました。就農についても、漠然としたイメージだったものが、見学したことで心が決まりました。
就農を目指すなら、アカデミーで農業について学んでほしいと思います。農作業だけでなく、農地法や出荷先についても知識が身につきます。ていねいに教えてくれるので、農業についての知識がゼロベースでも、心配は要りません。
覚悟していたより、身体への負担が少ないと感じています。家庭菜園では鍬(くわ)を使っていた作業を、ここでは農機具で行います。数十メートルがあっという間に終わり、感動しています。
研修の9割をほ場で過ごしています。朝、キュウリ、ナス、トマトなどを収穫しながら、伸び過ぎた葉っぱの調整を行ったり、病害虫の被害が出ていないかを確認したりします。必要な場合は、農薬で防除を行います。その後、作業場に戻って、野菜の梱包作業をします。
入講前には自分でも農薬のことを勉強していました。インターネットには「この作物にはこの農薬」と書いてありますが、そんな単純な話ではありませんでした。状態によって使い分けないといけないし、耐性がつかないように同じ農薬を使い続けない、といったことを学び、自分で勉強するには限界があるとわかりました。
わからないことを質問すると、その場でなんでも答えてくれます。知識の広さ、深さには驚かされます。
個性豊かで、いろいろなことを話します。就農するというゴールは同じですが、それぞれにビジョンが異なります。そういったところも勉強になるし、刺激にもなります。
皆さん、明るくて面白い方たちです。就農に向けてのビジョンがはっきりしていて、今どんなことに悩んでいるのか、それに対してどう取り組んでいるのか、といったことも聞かせてもらっています。
ミニトマトを中心にやっていきたいと思っています。「プチぷよ」という品種を育てるつもりです。甘くておいしいミニトマトですが、皮が柔らかくて運搬が難しく、スーパーなどには置いていません。地元の人たちに、美味しさを味わってほしいです。
就農を目指すなら、アカデミーで農業について学んでほしいと思います。農作業だけでなく、農地法や出荷先についても知識が身につきます。ていねいに教えてくれるので、農業についての知識がゼロベースでも、心配は要りません。