先輩受講生の就農パターンは様々です。
受講までの経緯、農業への思いなどをインタビューしました。
第5期生
(2024年度)
太田 祐司さん
社会人になってから就農
大学の農学部農業経済学科を卒業後、5年ほど市場の仲卸会社で働いていました。東京農業アカデミーに入る前の1年間はテレフォン・アポイントの仕事に携わり、農業に必要な営業力を身につけました。
仲卸勤務のときに各地のトウモロコシを食べ比べる機会があったのですが、近くで採れたものほどおいしいことに気づきました。野菜をおいしく食べるには鮮度が大事だと思い、一番の消費地である東京の方たちに新鮮な野菜を届けたいと思ったのです。
説明会の雰囲気がとてもよくて、この指導員たちと一緒に勉強したいと思いました。青パパイヤなどスーパーでは見かけない野菜や、すごくきれいなメロンに感動したことも理由です。
今の自分を変えたい、農業に興味があると思っているなら、まずは説明会に来ていただくだけでも全然違うと思います。新たな風が吹いてきて視野が広がります。東京での農業の良さを肌で感じてもらえれば嬉しいです。
作業そのものにはなかったのですが、収穫してから野菜を洗ったり袋詰めしたりという過程が思っていたよりも手がかかるということに驚きました。
8時50分に朝礼があって、すぐにほ場に出ます。夏はキュウリの収穫から始まり、果菜類や、ピーマン、ナス、トマトなどの管理をします。大体1週間に1度のペースで直売をするので、その準備や外部講師による座学も行っています。
手のかかるトマトなどはそれなりの価格がつくし、手間の少ない野菜は安いし、市場やスーパーで売っている値段というのは合理的に決まっているということが作業を通してわかり、おもしろいと感じています。
とても気さくで、先生というより年の離れたお兄さん、という感じです。ただ、農家になってからそのやり方では作物がだめになってしまう、というときなどは厳しく教えてくれます。
みんな向上心が高くて切磋琢磨しています。今までの経験がバラバラなので得意なことも違っていて、お互いに助け合っています。それぞれの経験からいろいろなものを出し合って、一緒に問題を解決していく過程がすごく好きです。
お尻に火を点けてくれる存在です。就農計画もばっちり決まっていて、1年後自分もこうなっていたい、と思います。
採れたてのトウモロコシに感動した経験から、自分もトウモロコシ、エダマメを中心に直売所、産直市場などで提供したいと考えています。それ以外はダイコンやコマツナ、カブなどを給食に卸して地域に貢献できればと思っています。
今の自分を変えたい、農業に興味があると思っているなら、まずは説明会に来ていただくだけでも全然違うと思います。新たな風が吹いてきて視野が広がります。東京での農業の良さを肌で感じてもらえれば嬉しいです。