先輩受講生の就農パターンは様々です。
受講までの経緯、農業への思いなどをインタビューしました。
第5期生
(2024年度)
高橋 功さん
社会人になってから就農
大学の工学部を卒業後、電機メーカーで半導体デバイスの仕事をしてきました。メインは開発業務で17年間、その後数年、製品評価に携わっていました。
幼少期を過ごしたあきる野市で起業して地域活性化に貢献したいと思っていたことと、だんだん減ってきているトウモロコシ畑の広がる景色を守っていきたいという気持ちがあったからです。
就農したいことを市役所などに相談した時に、農家で雇用されながら就農するか、東京農業アカデミーで学ぶかの選択肢を提示いただきました。農業経験がまったくなかったので、2年間かけて栽培をはじめ、農業経営、宣伝方法まで学べるアカデミーを選びました。
農業の知識がゼロだった私でも勉強できているので、就農を目指す方ならだれでも入学できるチャンスがあります。農業に限らず、人間力も磨けます。身体的に農作業ができるか不安がある方も、説明会に来て、まずは相談してみてください。
もっと座学が多いかと思っていましたが、今は9割がほ場での作業です。
朝礼後、ほ場での作業を行います。雨の日など、外での作業が難しい時は、作業場で出荷前の調整をしたり、臨機応変に講義を組み入れていただいたりしています。
農業未経験だったので、農薬の種類がこんなにあり、症状によって使い分けなくてはならないことに驚きました。これはきちんと学ばないと本当にわかりません。
2年後に就農したときのことを考えて親身に指導くださいます。片腕がやや不自由なのですが、その点も考慮して「こうすると負荷が減るんじゃないか」といったこともアドバイスいただいています。
経歴がバラバラで得意なことも違うので、お互いに助け合いながらやっています。それぞれ考え方が違いますから意見が合わないこともあります。そんなときは話し合って解決しています。
直売所で、フェンネルのような珍しい野菜について部位ごとの食べ方、調理法を説明しているのを見て、本当に勉強されていると感じました。1年後には自分も自信をもってお客様に野菜を説明できるようになりたいと思っています。
トウモロコシを中心に、地元の直売所に卸したいと計画しています。その他の野菜は実習を通して、自分の腕で育てやすいものを見つけていくつもりです。いずれは、あきる野にアウトドアに来た人たちが気軽に寄れる農場体験もできればと考えています。
農業の知識がゼロだった私でも勉強できているので、就農を目指す方ならだれでも入学できるチャンスがあります。農業に限らず、人間力も磨けます。身体的に農作業ができるか不安がある方も、説明会に来て、まずは相談してみてください。