東京農業アカデミー　八王子研修農場

東京農業アカデミーに入学する前は何をしていましたか？

町の調剤薬局で、調剤補助、調剤事務、人事など、多岐にわたって携わっていました。

なぜ東京で農業を目指すのですか？

東京での農業は消費者との距離が近くていろいろなアプローチができると考えたからです。特に東村山市は自分にとって第二の故郷なので、そこでの就農を目指しています。

東京農業アカデミーへの参加の一番の決め手は？

充実したカリキュラムと経験豊富な指導員、東京都からのサポート体制が整っているからです。
研修期間も2 年間ありますので、たくさんのチャレンジと失敗を経験できるのも魅力に感じました。

東京で農業を志すのでしたら、ぜひ入校を考えてみてください。
頼りになる指導者といつも手助けしてくれるスタッフの方がいらっしゃいますので、本当に農業の勉強に没頭できる環境です。毎日が楽しいですよ。

研修に参加して研修前とのギャップはありましたか？

研修自体にギャップはなかったのですが、トウモロコシとエダマメを収穫してすぐに茹でて食べるという体験をしたときに、採りたての野菜はこんなにおいしいのかと驚きました。

これまでの研修で印象的だったことは？

入校初日のガイダンスのあと、鍬で溝を掘り、1本ずつネギを植えたことが貴重な体験でした。その後、あらためて耕運機と定植機を使ってネギを植えたときに、手植えでは10倍の時間がかかっていたことがわかりました。あえて手でやったことで作業の大変さを実感できました。

指導員の雰囲気は？

とてもフランクです。わからないことには本当にていねいに答えてくれますし、悩むことがあるときは親身になって相談に乗ってくれます。

同期の方の雰囲気は？

20代から40代と年齢層が広くて、みんな違う分野の出身なので、話をするにしても、作業するにしても、いい刺激になっています。

先輩研修生の取組状況を見て感じることは？

栽培技術や農機具についての知識が深くて尊敬しています。収穫後、鮮度を保つためにすぐに保冷したり、ていねいに荷造りしたり、といった消費者に対する心使いも素晴らしいと思います。
また、2年生がパイプハウスを作って使っているのですが、業者に頼むとコストが2~３倍かかるといいます。将来施設を作るときの選択肢として、自分で作ることも視野に入ってきました。

研修終了後に計画している就農像はありますか？

昨年子どもが生まれ、離乳食などを手作りするようになって、食や食育に関心が高まりました。安心安全な野菜を提供して、ゆくゆくは地域の子どもたちに野菜を育てる楽しさや食の大切さを伝えられたらと思っています。